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・『文芸誤報』 斎藤美奈子 2008 
 
芸誤報とは「自分にゲロしてGo Home!」の略(嘘です)。本書は『週刊朝日』や『朝日新聞』などに掲載された書評172本をまとめたもの、終わり。

「終わり」とは突き放した言い方をしてしまいました。書評を書評しなくていいんじゃないかと……(反省)。本書を取り上げたのは”中身”ではなく”おまけ”が良かったからです。書評とは別におまけ(たぶん)で「文芸作品を10倍楽しく読む法」を10コも教えてくれます。3ページだけなので立って読めます!(本屋さんでは駄目ですよ)

①小説に教訓を求めるな。
②小説のテーマを考えるな。
③登場人物に共感を求めるな。
④小説に感動を求めるな。
⑤純文学と娯楽小説では読むモードを変えよ。
⑥お話だけがすべてと思うな。
⑦WHATよりHOWに注目せよ。
⑧美は「ゆがみ」にこそありと思え。
⑨物差しはたくさん持て。
⑩困ったときは遠くを見よ。

それぞれに2~3行の説明が付いています。たとえば、③では読者は登場人物の好き嫌いや共感の有無で作品を判断しがちだけれど《小説はあなたの結婚相手ではありません》とか、④《泣ける作品が優れた作品であるとは限りません、泣くだけならばゼロ歳児にでもできます。大人の感覚を磨きましょう》と手厳しい。⑤《娯楽小説は物語の内容(ストーリーやプロット)に力点のある小説、純文学はそれ以外に力点のある小説》であり《娯楽小説はお金さえ出せば楽しく遊べる遊園地、純文学は自分で楽しさを見つける登山》だから……、詳しくは本書で。いままで小説を楽しめなかった人たちに、こんな読み方もあるよって教えてくれます。

読了本の書評を探して読む、というのが本書の正しい読みかたかな?ひとつひとつはコラム的で、マツコ・デラックスのひと言コメントみたい(違うかっ)。執筆当時の話題の本(一部で?)を取り上げていて、著者のオススメ本ではありません(たぶん)。今こんな本が一部で話題になっているけど、ちょっとイジッてみるねっ的です、残念。

325ページでは本好きな子供の悲しい現実をバラしてしまいました!《本を読む子だったあなたなら、きっとわかってくれるだろう》、本は●●の敵である。

昼休みの立ち読みにおすすめします!
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